《 深セン大学 》 どんなところ?
深セン大学とは・・・
深圳大学 は1983年創立され、広東省深圳市南山区深圳湾に本部を置く中華人民共和国の総合大学です。最寄駅は深圳地下鉄1号線(羅宝線)深大駅と桃園駅。市の南端にあり香港やマカオとの玄関口となっている南山区に、水辺と緑に囲まれた美しいキャンパスが広がります。学生規模は当初の4000人から3万人以上に拡大し、累計10万人を超える卒業生の多くが特区で活躍しています。 哲学、文学、経済学、法学、教育学、理学、工学、医学、歴史学、芸術学、管理学の11学科があり、本科は80専攻で構成。創造性と起業家精神にあふれた人材の育成を理念としています。また清華大学や北京大学などの付属施設が集まる同区の深圳大学城に新キャンパスを設けており、キャンパスの総面積は2.8平方キロメートルに上ります。
国際交流学院 とは・・・
深圳大学 国际交流学院 は1987年より留学生の受け入れをはじめ、現在は海外の100校以上の提携大学との交換留学制度も積極的に実施しています。2018年秋期は外国人留学生 約560名の登録があり、年々申し込みが増えているようです。またHSKなどの中国語検定試験センターが、深セン市で唯一キャンパス内に設置されており、これまでに中国の華南地域における多くの中国語学習者がここで検定試験を受けています。留学生達もこの試験センターでHSKの各レベルの検定試験、および実用中国語レベル試験(C-TEST)など各種類の資格試験にチャレンジできます。
✴︎留学コースについて✴︎
短期や長期の中国語コースおよび本科コースなどで留学生を受け入れています。長期コースは入門~上級、ビジネス中国語クラスまで8段階に分かれており、書道、太極拳、広東語などの選択科目や運動会などの課外活動も充実しています。本科コースには中国語専攻があり、中国語教育や旅行、外交、通訳翻訳、メディア業界への就職を目指す中国語・文化コースと経済特区の特色を生かし実践的なビジネススキルを学ぶビジネス中国語コースに分かれます。また、英語で学ぶ国際貿易・経済専攻もあります。
ーアクセス情報ー
[住所]中国広東省深圳市南山区南海大道3688号
[電話番号]086-755-2653-6114
[サイトURL]http://www.szu.edu.cn/2014/
[E−mail]szulxs@szu.edu.cn
ビザを使わず,イミグレを通過したこと
わたしは,深センの住まいを契約をするために、2月始めに来ました。昨年下見に行った際に,決めていたところが,春節 *1前に契約しなければ,家賃がドンと上がるとのことだったので,入学のひと月前に深セン入りしました。
ところが,問題発生!
私は,1月末頃に日本でビザを取得していました。半年間の留学コースで,留学ビザX1 もしくは,X2 のどちらかで良かったのですが,居留許可へ切り替える予定だったので,X1ビザを取得しました。この X1ビザ は,一度中国に入国した後,30日以内に公安局へ行き,居留許可書へ切り替える必要があります。しかも,その前に留学先でいくつかの手続きを終わらせる必要がありました。さらに私は,2月中旬から約二週間,マレーシア旅行を計画しており,航空チケット等も購入していました。とりあえず,中国の留学経験者や中国人の友人にアドバイスをもらうことにしました。
1つ目は、大学への手続き開始日は2/27~開始となっているところ,それを早めて手続きをしてもらえないか大学へ交渉することでした。でも,春節時期と重なり,対応してもらえないことが大でした。もし対応してもらえたとしても,公安局へパスポートを預けるため,約10日間はパスポートが手元にない。。。ということは,計画しているマレーシア旅行に行けないという結果でした。
2つ目は、家賃契約の手続きを終え,マレーシア旅行を満喫してから,一旦日本に帰り再度ビザを取り直す。。。そうなると,費用も掛かり,実際の大学の手続きの日に間に合わず,大学へ行けなくなるという結果でした。
すべてやり遂げたかったわたしは,3つ目のアドバイスを試すことにしました。
パスポートに貼り付けられたビザを使用せず,入国審査(イミグレ)を通過できれば良い! そのような経験をされた方のコメントがないか,インターネットでかなり調べましたが,答えは得られませんでした。一旦,中国領事館・大使館にも確認しました。しかし,貼り付けられたビザを使用せずに中国へ入国できたという,例は聞いたことがないので,“ 日本に戻られて,再度ビザを取り直されたらどうですか ” と,やはり言われました。
中国語が話せないわたしは,きちんとした説明ができない為,ほとんど賭けのような事でしたが,入国審査(イミグレ)の時に,中国語で書いたメモを渡す準備をしました。
ーメモの内容ー
・3月から深セン大学へ留学するため,
日本でビザを申請したこと
・中国に滞在後,マレーシア旅行のため,
必ず15日以内に出国すること*2
・旅行から帰った後に,ビザを使用したいこと
・今回だけはどうしてもビザを使わず入国したいこと
当日,深センへ着いた時,ドキドキしながら。。。イミグレで審査官にパスポートとそのメモ,中国出入国カード(ビザナンバーを記入していないもの)を渡しました。やはり,審査官から「えっ?」という,私が思っていた反応が返ってきました。一人では判断できなかったのか,もう一人別の審査官が現れ,話し合いがなされ,「あなたは何か違法なこと(ビザを使用せず入国すること)をしているわけではない」と言われました。結果,貼り付けられたビザを使用せず,無事にイミグレを通過することができました。
マレーシア旅行をしっかり満喫した後,再度深センへ入国しました。その際に,中国出入国カードにビザナンバーを記入し,イミグレを通過したところで,貼り付けられたビザにチェックが入りました。後に大学で手続きを済ませ,今では半年間の居留許可書を取得して,安心した生活を送っています。
一ヶ月 (One Month)
早いことに,ひと月が経過してしまいました。。。毎朝早く起きて,大学へ行くのも授業もだいぶ慣れてきました。
本日は 授業内容 の紹介 です。 3つ の課目があります。
Speaking/スピーキング話す
最初の1週間は基礎である 発音・ピンイン・声調 のトレーニングです。 その後は,会話形式の例文が出てくるので,まず単語の読み方の説明がなされます。 単語や会話の文章は全員で,また一人で 声に出し話す トレーニングがあります。 基本的に復習は,ペアもしくはチームで数分間時間が与えられ,前に出て発表するトレーニングがあります。会話の技術がとても大切になります。これはかなり面白いです!みんな楽しんでます。
Reading/リーディング読む
スピーキングと似た内容の単語・会話の例文があり,ひたすら読む トレーニングです。しかし,漢字だけが画面に出される為,四声などしっかり暗記する必要があります。 また,Writing / ライティング 書く スキルを身に付けることができます。 日本人は漢字が書けるから余裕と思っていましたが... 日本と同じ漢字もありますが,中国の漢字は少し異なり, よく見ないと「とめ」や「はね」また,書き順の違いも結構あります。 さらに,同じ漢字でも日本と中国で違った意味が使われていることもあります。
Listening/リスニング聴く
教科書備え付きのCDを再生され,ひたすら聴き,また先生の話す内容を理解できているか,頭を使うトレーニングです。私もそうですが,リスニングが日本人にとって非常に難しいと感じるようです。漢字を見れば,おおよそ意味が分かることもありますが,音は全くの外国語です。ですから,暇があればひたすら聴くことを努力しています。
3つの課目で共通している点
大体同じ内容(単語・会話)で, 授業のペースが進んでいくので,予習・復習がまとめてできます。
午前中で授業が終わるので,午後は,大学の図書館へ行き,宿題や調べものをしたり...ブログの記事を書いたり...時にはお昼寝したり。 ステキなカフェやパン屋さんを探したり,ジムで体を動かしたり, 毎日充実した生活を送っています。
もう一つ大切にしていることは,毎日必ず中国人と会話をすることを心掛けています。